澄んだ心を持つ
今日あるテレビで、
アルゼンチンの女の子が日本に来て、宮本武蔵に纏わる人や物に触れるという番組を見ました。(スペイン語を勉強しているからか彼女の話すポルトガル語が理解できてビックリしました。笑)
その中で、宮本武蔵自身がつくった木刀に書かれた文字、 “寒流帯月澄如月”が気になりました。
これは、「寒流月を帯びて澄めること鏡のごとし」と読み、「静かで且つ滞ることなく鋭敏な精神」を意味するそうです。
僕がいま一年ほどかけて読んでいる”氷川清話”という、勝海舟の語録を集めた本があるのですが、
氷川清話 (講談社学術文庫) https://www.amazon.co.jp/dp/406159463X/ref=cm_sw_r_cp_api_skZ9zb5JNMVPG
その中で勝海舟が外交の際に、常に心得ていたという「明鏡止水」という言葉があります。これは、「曇りの無い鏡と澄んだ水面のように、安らかに落ち着いた心境」を指します。
個人的に、非常に似ている言葉だと思い、剣術でも外交でも、時代に名を残した名将や剣術使いのように究極まで精神を極めると、1つの共通した考え方に帰着するんだなぁと感動しました。
大事な判断をする時、何かに焦っている時、誰かと喧嘩した時、どんな時でも、心を研ぎ澄ませていれば、自然と良き方向に事は進む、ということですね!